僕は、最底辺の労働者・派遣社員として、いくつもの工場を転々としてきました。
そして、それらの職場で形成された 足を引っ張り合うような人間関係を、何度も目の当たりにしてきたので、内心 気分が良くなかったです。
給料を得るために、あらゆるストレスに耐えながら 仕方なくやっている労働・・・。
・・・ですが、どうせなら 気分よく働こうと思い、ストレスがガンガン溜まっても 他人への対応には 気をつけました。
相手を嫌な気分にさせないように、話しかけられたらハキハキと答え、愛想を心がけました。
しかし、それで人畜無害な印象を持たれてしまい、どんどんデメリットを押し付けられてしまうことが多々ありました。
つまり 結果として、他人に対する配慮が裏目に出てしまうことが 多かったのです。
損得勘定を基準とした人間関係
自動車業界 最大手のT●Y●TA社の工場や、その下請け工場に派遣され、労働することも多かった僕。
しかし、そこで形成されている人間関係は ものすごい打算的な印象を受けました。
気が合う 合わない・・・ではなく、ただただ有利な人間関係を築いているような 損得勘定だけで 人間関係が形成されている印象が強かったのです。
上司には媚び、他者には仕事やストレスを押し付けたり・・・。
どこの職場でもそうなのかもしれませんが、派遣社員が集まる職場では、それがより顕著なのです。
陰口を恐れて 集団に入る日本人
工場という、極めて限定された従業員の数の中 形成される人間関係。
そこにおいて、ストレス発散の娯楽として行われるのが 他者に対する陰口です。
その場にいない人間を話題に上げ 重箱の隅をつつくように粗探しをして、ネタを見つけ悪口を展開していくのです。
もちろん、本人に対し、「○○を 直したほうがいいぞ」などと 注意などはしません。
特に他者に迷惑をかけているわけでもない事を 悪口のネタにしているので、注意する必要など無いと 理解したうえで、悪口を展開しているのですから。
・・・というより、注意する必要がある場合でも 本人に注意しない時もあるのです。
その人達にとっては、”悪口のネタの供給源”として、存在し続けてくれたほうが、楽しく悪口を継続できるからです。
そして、そんな風に 悪口のターゲットにされるのを恐れて 悪口を言う側に加わるという人間がとても多いです。
いや、それならば まだマシかもしれません。
むしろ、普段 温和で優しそうな人間が嬉々とした表情で 悪口を楽しんでいるパターンも少なくないのですから。
「普段、温和で優しそうなのは ただ周りに合わせているだけなのだな」と、ガッカリさせられてしまうことも よくあります。
休憩時間に ミーティングみたいなフリートーク
以前の職場での 休憩時間に、事務所を兼ねた休憩所に 提出する書類があって 行った時のことです。
そこに行くと、アラ不思議。皆さん総動員でミーティングしてらっしゃる?
2人の人間が高らかに話を展開し、他の人間(15人くらい)が ところ狭しと座り、話に耳を傾けている。
僕はビックリして 慌てて加わろうとしたのですが、話の内容が明らかにフリートーク。
・・・というか、課長や副課長もいません。
これは、ミーティングではなかったのです。
そう、一部のリーダー格の人物が話し 他の15人くらいの人達は、ただ耳を傾けているだけという、なんとも薄気味悪いフリートークの光景が そこにはあったのです。
僕は、書類を置いて とっとと退室しました。
あの人達は、集団帰属意識の悪い部分を 濃縮したような人格だなと思いました。(言葉が汚いですが、これが本心です)
エネルギーを奪われる人間関係は 断捨離。
エネルギーを与え合う人間関係を 築くべき。
正直、職場で接する人たちは、職場以外では 顔も見たくない人も少なくなかったです。
「どうせなら気分よく仕事しよう」と思い優しくすると 途端に上から目線で接してきて、どんどんデメリットを押し付け 感謝などの心が介在しない 人間が多かったのですから。
接しているだけで、エネルギーが奪われていくような感覚に陥ってしまうのです。
こんな人間関係を、何十年も続けていくのは 苦痛以外の何者でもありません。
なので、僕は 自分で稼ぐ手段を必死で身に着けました。
結果、自分で稼げるようになったので、職場の望まない人間関係とは 縁を切ることができました。
つまり、”人間関係の断捨離”をしたのです。
そして現在、エネルギーを奪われる人間関係から脱出して、エネルギーを与え合う人間関係だけを実現しています。
(・・・といっても、僕は基本一人でいることが好きなので、頻度は少ないですが たまに会うだけで、ものすごい活力が湧いてくるのです)
本当に、人間関係は 双方がエネルギーを与え合い、お互いを高めあうのが、本来あるべき姿です。
”人間関係の断捨離”をするためには、自分で稼ぐのが一番なのです。