思想・思考

労働者時代に培ってしまった、長所を自ら潰す”悪しき思考”

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雇われずに自分自身の手で稼ぐには、強力な長所が必要です。

・・・僕の場合は、”作業に没頭できる”という長所を持っています。

他のことに気をとられず、目の前の作業だけに没頭して こなすことができるのです。

 

そして その長所は、派遣社員として工場でライン作業(ベルトコンベア上に流れる製品を加工や検査すること)をしていたときでもそうでした。

自分の作業をやりつつ、ラインが止まるなどして 手が空いたときにやる部品補充の作業も、かなり頑張って速いペースでやっていました。

 

しかし、その頑張りは 実は裏目に出てしまっていたのです。

なんと、部品補充の作業は 他の先輩との分業であり、双方のどちらかが 手が空いたときにすべき仕事だったのです。

ですが、僕は てっきり「僕一人がやるべき作業である」と勘違いして頑張って ずっと一人でやっていました。

先輩は 僕の勘違いに気付いても何も言わず、僕にひたすら作業を押し付けて ラクをしていたのです。

 

この一例のように、労働者として単純労働をする場合、長所は裏目にでることの方が明らかに多かったのです。

 

「余裕がある」と思われると、つけこまれる

 

工場でのライン作業は、一定のペースで製品を 加工or検査することが求められます。

そして、頑張ってスピーディーに作業をこなしていると、当然 その他の仕事も余裕が出てきます。

すると、正社員の人が 他のところからどんどん仕事を持ってきて、僕の負担が増えることもあったのです。

正社員の人は、「もともと君のやるべき仕事だったけど、君の仕事の速度が速くなるまで、言わないでおいた」と言いますが、正直 疑わしかったです。

 

更に、ライン作業が終わった後、他の人の片付け作業を 善意で手伝ってあげたら、「じゃあ 次からもコレよろしくね☆」と、感謝も一切無く 仕事を押し付けようとしてくる始末。(なんとか断りましたが)

僕が働いてきた工場という環境では、「余裕がある」と思われると どんどん仕事が増えていくことが多かったのです。

 

工場での労働で悟った
「”長所”と”相手を選ばない善意”は、自分が損するだけ」

 

仕事を押し付けられて 仕事量が増えても、給料はもちろん変わりません。

それどころか 増えた仕事を必死にやってミスでもしたら、厳重注意を受けてしまうでしょう。

つまり、”仕事を頑張る”という長所は、自分の首を絞めているようなものなのです。

なので、いつの間にか”平均以上の仕事をしない思考”が 身についてしまっていたのです。

 

 ”雇われる仕事”  では、自分の長所を潰す。
”自分で稼ぐ仕事”では、自分の長所を伸ばす。

 

僕は、他のアフィリエイターの方々とリアル・ネット上問わず、交流する機会が よくあります。

そこで 嬉しいことに「翔太さんの文章の説明は、理解しやすい」と言っていただけることが よくあります。

これは、僕の数少ない長所の一つなのです。

 

 

・・・ですが!!

そのときに 心の隅から、「じゃあ、”文章のわかりやすさ”に関しては、これ以上は上達する必要は無いな」などと、自分自身の長所を潰す思考が聞こえてくるのです。

コレは、工場で培ってしまった「”平均以上の長所”は、仕事を押しつけられ自分の首を絞める」という経験則から生まれる思考です。

僕は、この思考を明確に自覚した後は、なんとか克服できました。

 

・・・この思考は、自分の成長を自ら止めてしまう、強力なストッパーです。

自分自身で稼ぐためには、強力な長所を持つことが重要です。

しかし、このストッパーは、その長所を 自ら潰してしまう絶対に回避すべき”悪しき思考”なのです。

 

もしあなたが、自分自身の手で稼ごうと思っているならば、必ず 自分自身の心の奥底に この”悪しき思考”が潜んでいないか、今一度 自分の心に確認してみてください。

 

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